新町駐屯地創設73周年記念行事

 

令和6年4月6日(土)新町駐屯地創設73周年記念行事が行われた。天候は曇りやや寒い、桜は三分咲き、部隊の規模が小さくなり招待客もコロナ化前の二分の一程度、一般客は従来と変わりなくグランドで行われた観閲式等を見学していた。幸い雨は降らず行事及びイベントは予定通り終了した。

               祝賀会食祝辞

群馬県隊友会長の小島健二でございます。

新町駐屯地創設七十三周年記念おめでとうございます。

新町駐屯地の皆さんが任務遂行のため日夜全力投球で勤務されていることに対し、心から敬意を表します。

特に能登半島地震に対する災害派遣では「仮設お風呂」を提供し、被災者の方々から深く感謝されていることに自衛隊OBとして誇らしい思いがいたします。

現在の日本は、国の存在をも危うくするたくさんの問題を抱えています。

領土問題と言えば、すでに不当に占拠されている北方領土、竹島問題、数年前には過去最大と言われる長時間にわたる領海を侵犯されている尖閣諸島の問題等があります。

国民の人権にかかわる問題と言えば、北朝鮮による拉致問題、中国による不当なスパイ容疑で逮捕されている問題等があります。

これらの問題はまさに国の主権が侵されているとも言えます。

最大の問題は安全保障環境が極めて悪化していることです。

ロシアのウクライナに対する侵攻は三年目を迎えています。

ハマスのイスラエル人拉致に始まる対立は予断を許しません。

また北朝鮮による度重なるミサイル発射は後を絶ちません。

いつ日本に火の粉が降ってくるかわからない危機的状況にあります。

これらの問題から日本の国を守るのが自衛隊です。

自衛隊は日本の背骨です。

自衛隊のOBからなる隊友会、自衛隊の家族からなる自衛隊家族会、企業人からなる防衛協会その他防衛関係団体は、しっかりと日本の背骨である自衛隊を支えていく所存であります。

橋詰新町駐屯地司令を核心にこれからも益々日本の平和と安全のためにご精励ください。

もとより隊友会は自衛隊の応援団であります。

全力で応援することを誓いまして、お祝いの言葉とさせていただきます。

令和六年四月六日 群馬県隊友会長 小島 健二

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