目標:総員で行軍完遂
広島県隊友会呉支部(会長 豊澤 幸徳)は、10月17日に海上自衛隊幹部候補生学校(学校長:海将補 西山 高広)が実施した野外戦闘訓練最終日の江田島(江田島市)島内執銃徒歩行進(64式小銃携行)を第1学生隊、第2学生隊及び公募幹部及び教官職員(計約360名)の激励・応援を島内6ヶ所において延べ30名で実施した。また広島県自衛隊家族会呉支部の会員4名が早朝の出発時に激励を実施した。更に京都から候補生の両親(京都府自衛隊家族会会員)が激励に駆け付け呉隊友会と行動を共にして終日激励を行った。行軍は7時30分に幹部候補生学校出発~長浜射撃場~大須公園~行程山場の学校背後に聳える江田島市のシンボル的な秀峰古鷹山(標高:394m)山頂付近のアップ・ダウが激しい峠道を越えて御鷹の広場(古鷹山山頂付近)~江田島公園~鷲部公園を経由し15時過ぎに計画行程の約31kmを約1時間短縮して全員が学校へ到着した。

今年は行軍コースの変更で距離が約2km短縮された。当日は天候に恵まれ10月中旬とは思えない30度近い気温のなかを候補生等は汗だくになりながらひたすら行軍した。途中では女子候補生の小銃を男子候補生が代わって執銃し歩調を合わせて行軍している姿に優しさと同期の絆の強さを感じさせられた。今回の行軍で強く印象に残ったのは、最終の行程で杖をつきながら行軍する男子候補生がおり、候校到着まであきらめることなく行軍した気力に驚かされた。

会員等は行軍の激励・応援に相応しい6ヶ所で「呉隊友会」、「自衛隊家族会」等の幟を立てて激励の声を掛け、拍手をして応援した。これに応え候補生等からは「頑張ります。」「ありがとうございます。」等の力強い言葉が返り、長時間に渡る激励・応援の疲れも吹き飛び、清々しい気持ちとなった。

呉支部は毎年同校の行軍行事を激励・応援しており、継続実施できるよう会員に積極的な参加を呼び掛けている。
(担当:呉支部 事務局長 森本茂生)


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