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戦没者遺骨収集事業(ビスマーク・ソロモン諸島)

ビスーマーク・ソロモン諸島現地調査(第1次派遣)に参加して

茨城県会員 小野道明


 みなさん、ソロモン諸島と聞いて場所がどこにあるのかピンときますか。ガダルカナル島と言えばイメージできるのではないでしょうか。ご承知の通り、先の大戦における日米の激戦地です。戦闘の経過については戦史が示す通りですが、島内には戦闘で亡くなった先人の御霊が今だに山深いジャングルの中にとり残されています。この度、「日本戦没者遺骨収集協会」が主催となり日本遺族会、全国ソロモン会、隊友会の各団体が参加して、6月にソロモン諸島(ガダルカナル島)で遺骨収集事業の現地調査(第1次派遣)を行いました。

 今回の任務は、当時の日本軍が米軍を迂回攻撃するために使用したジャングル内にある「丸山道」(当時の2D長丸山中将の名からつけられた道路)を現地調査し、遺骨の収容及び情報収集を行うこと、事業を円滑に行うために必要な現地の環境整備等を行うことです。
ソロモン諸島は南西太平洋上にありオーストラリアの北東に位置し、日本から遙か遠く約5600㎞、飛行機で約15時間程かかります。気候は、1年を通じて多湿、沿岸部の平均気温は最高が32度、最低が21度で、内陸部では35度まで上がり、ジャングル内は少し動くだけで汗が滴る蒸暑い環境でした。旧日本軍が道路を啓開しながら重火器を運び、僅かな糧秣で活動していたのは、本当に驚愕します。また、戦跡も多く整備され、当時使用された兵器や慰霊碑が数多くあります。

 現地の印象は、ソロモン人がとても親切で親日的な国だと感じました。これは現地に在住する日本人の方々の長年の努力と遺骨収集事業が継続して友好的に行われてきた成果だと思います。活動間我々もいろいろな面で助けて頂き、お世話になりました。
9月には同地への第3次派遣があり、現在準備を進めています。遺骨収集事業は厚生労働省が所管している事業ですが、陸上自衛隊(武器科職種)で勤務していた当時、不発弾処理業務に携わってきた関係から小笠原諸島にある硫黄島で同種事業に関わる機会もあり、この度の参加には私自身感慨深いんのを感じています。現地は近年森林開発が進み、本事業も年々厳しい状況になってきています。一柱でも多くの方の本国への帰還に寄与したいと思います。このような機会を与えて頂いた隊友会(本部公益課)と同行した各団体の方に感謝申し上げます。

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